もしかして他人事じゃないかも・・・ということで、二神能基氏著の「働かない息子・娘に親がすべき35のこと」を読んでみました。
この「働かない息子・娘に親がすべき35のこと」は、3章仕立て。
1章は『息子・娘のために親が「知っておくべき」こと』、
2章は『息子・娘のために親が「実践すべき」こと』、
3章は『息子・娘のために親が「準備しておくべき」こと』
となってます。
親と子供では、時代が違うので、まず価値観が違ってます。
親はこの価値観の違いを理解することかが重要だそうです。
また、若者には「働け」「正社員になれ」とプレッシャーはかけず、「幸せになれ」と言うほうがよいそうです。
確かに、正社員になって幸せになるわけではないですからね。
2章は『息子・娘のために親が「実践すべき」こと』では、働かない子供に対する心構えや対処の仕方が述べられてます。
実践できそうな事項が書かれているので、実際に家庭に働かない子供がいる場合、役に立ちそうです。
働かないのは精神的な病気のせいだと思って、安易に病院に連れて行くのは危険だそうです。
これは覚えて置いたほうがいいでしょう。
3章の『息子・娘のために親が「準備しておくべき」こと』には、働かない子供に対する親が亡くなった先のことが書かれてます。
子供より親が先に死にますからね。死んだら知らん!というわけには行きません。
財産分与のこともありますし、住む家や生活費も必要となるので、生きているうちにいろいろと準備しておく必要があります。
読んでいると、働かない子供のために、こんなことまでしないとダメなのか!と驚きましたが、自分の子供のためですからね・・・
ちなみに、この本を読んで知ったのですが、若者の社会復帰を支援するNPO法人が色々あるようです。
働かない子供がいたら、子供が若いうちに相談すると良いと思いました。社会復帰は若ければ若い方がしやすいと思いますので。
ただし、あまり宜しくないNPO法人もあるそうです。この見分け方も書かれてますので、若者の社会復帰を支援するNPO法人選びも参考にできると思われます。
うちの子供が将来どんな大人になるかはわかりませんが、このような世の中ですから心構えは必要でしょう。
【働かない息子・娘に親がすべき35のこと 二神能基】