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常松裕明著「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」を読んだ感想

常松裕明氏著「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」を読んでみました

2013年4月に発行の本なので、ちょっと古いです。

 


笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語

 

ページ数は376ページ。やや分厚めの本ですが、読みやすい上に面白過ぎて何の苦もなく読めました。

1980年代の漫才ブームが起こる前から大崎洋が社長になるまでの話

「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」は、2010年5月から2010年7月までに日刊ゲンダイで連載された「吉本の笑いと人々」を元に大幅に加筆修正されたもの。

大崎洋さんが吉本興業に入社した1980年代に起きた漫才ブームの前から大崎洋さんが社長に就任するまでの吉本興業に関する話を中心に、大崎洋さんの仕事や芸能界の話が書かれてみます。

元々、吉本興業は全国区の芸能事務所ではなく、東京進出を経て、今の大企業へと変貌しました。

「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」を読む限り、大崎さんの貢献度は大。

大崎さんがいなかったら、吉本興業はここまで大きい芸能事務所にはならなかったのではないでしょうか。

また、大崎さんがダウンタウンを育てたというのは有名。

大崎さんは、なかなか芽が出ずくすぶっていた若手芸人の松本人志の才能にほれ込み、目を掛けました。大崎さんがいなければ、ダウンタウンが売れるのにもっと時間がかかったのかも、そもそも潰れていたかもしれません。

「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」では、松本人志との交流についても触れられており、ダウンタウンが売れるまでの過程についても書かれています。

落ちこぼれだった社員が社長に上り詰める

吉本興業の社長、会長まで上り詰めた大崎洋さんですが、実は学生時代は落ちこぼれだったそうです。

高校時代は勉強はまったくせず、2浪して関西大学に入ったらしい。

大学卒業後は、芸能界に興味がなかったものの、深い考えもなく吉本興業へ。同期は3人。3人の中でも出来が悪い社員だったらしい。

こんな落ちこぼれ社員が社長にまで上り詰めるのだから人生は面白い。

読んで思ったのですが、大崎さんは行動力がずぬけてます。

吉本の社風も良かったし、時代の変化と合わせるように大崎さんの行動力もマッチして、出世したのだと思います。

あと、人がよいのも大崎さんの武器だったんでしょうね。

更には、島田紳助、明石家さんまなど漫才ブームをけん引し、ブーム終了後に大人気タレントとなった芸人たちと世代が近かったことも追い風だったのかもしれません。

ただこの環境下にいても出世できるわけではありません。大崎さんが持つ人間力があったこそ、時代の波に乗って出世できたのだと思われます。

そういやサーフィンが趣味だったと書かれてましたw

まとめ

お笑いに興味があって読んでみた「笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語」でしたが、ここまで面白いとは思いませんでした。

吉本興業やお笑いに興味がある方には、サラッと読めると思います。

 

 

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