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荒川弘の「銀の匙 Silver Spoon」の感想

ちょっと古い漫画ですが、少年サンデーコミックスの「銀の匙 Silver Spoon」を読んでみた。


銀の匙 Silver Spoon(15) (少年サンデーコミックス)

・・・2019年に完結なので古くはないか。

ということで「銀の匙」の感想です。

「銀の匙」は「鋼の錬金術師」とは180°違う漫画

「銀の匙」の作者は荒川弘さんです。

荒川弘さんと言えば「鋼の錬金術師」が超有名な漫画家。

「鋼の錬金術師」はちょっと前に読んでおりまして、「銀の匙」の作者が荒川弘さんと知り、「鋼の錬金術師」のイメージを持ったまま読んだわけです。

そしたら、「鋼の錬金術師」とはまったく違う。

「鋼の錬金術師」はファンタジー戦闘ものの漫画ですが、「銀の匙」は現代の農業高校のお話。

しまった!全く作風が違うやん・・・と思いながら読んでいくと、これが面白い。

農業高校の高校生の高校生活、酪農や牧畜など、かなりリアルに描かれています。

ひょっとして作者は農業高校出身の漫画家か?と思いつつ読んでみましたが、さっき調べてみると、案の定、荒川弘さんは北海道の農業高校の出身でした。

漫画の中の大蝦夷農業高等学校は、荒川さんの母校、帯広農業高等学校がモデルとのこと。

ベタですが子豚が肉用として売られていったシーンが最も記憶に残った

畜産系の話にありがちなのは、小さい時から育てた豚や牛が肉用として売られていく話。

大蝦夷農業高等学校を舞台とする「銀の匙」もこの話から逃げるわけにはいかない。

主人公が子豚を育てて悲しい別れ。肉となった子豚は、主人公がベーコンにします。

ベタな話ではありますが、「銀の匙」の中では一番記憶に残ったシーンです。

他は、馬術部の話かな。

さすが北海道、馬術部があるんですね。

私も自分の高校に馬術部があったら帰宅部になることはなかったでしょう・・・。

「銀の匙」のまとめ

「銀の匙 Silver Spoon」は全15巻。すらすらと読めました。キャラが「鋼の錬金術師」のキャラとそっくりなので、やや引っ掛かることはありましたが。

最後に一番驚いたのが・・・作者の荒川弘さんが女性漫画家であったこと!!

「鋼の錬金術師」を読んでいた頃からずっと男性漫画家だと思ってました。

しかも ”あらかわひろし” ではなく ”あらかわひろむ”でしたっ!

さっき、ネットで検索していた時に知りました・・・

 

 

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