ITによる副業とかサイドビジネス的なこと?と思いつつ、中川淳一郎氏著書の「ウェブでメシを食うということ」を読んでみました。
ちょっとイメージしていたものとは違いました。
内容は、パソコン黎明期から今のインターネット全盛期までの、著者の中川氏が関わったパソコン、ウェブの歴史の話となっていすした。
インターネットを使って稼いで飯を食べるというテクニックの内容ではありません。
著者の中川淳一郎氏は、博報堂に入社4年でし脱サラ、フリーの雑誌のライター・編集者を経て、インターネット上のニュースサイトの編集者となり、今に至ります。
著書も多数あり、「ウェブはバカと暇人のもの」「ネットのバカ」「節約する人に貧しい人はいない」などがあるそうです。
世代的に同じくらいなので、ノスタルジック的に読めました。
まだWindowsがこの世になく、インターネットやメールが一般的でなかった頃の話はめちゃ懐かしい。
会社にもパソコンは数えるほどしかなく、みんなで共有して使ってました。
今はパソコンがないと仕事にならないですが、その頃はパソコンがなくてもちゃんと仕事できたんですよね。
Windws95を買った後にパソコン通信なるものを少しやっていたのですが、その後メールという便利なものがあると聞いて、外国にいる友人とメールしようと自宅にメールの導入を試みたのですが、うまくいかずに挫折してしまった苦い経験があります。
今は説明書を読みながら、もしくはネットで検索してやれば、素人でもインターネットの接続は間違いなくできるように進化していますが、当時は説明書通りやっても素人の自分にうまくいきませんでした。いい時代になったもんです。
中川氏の当時のメールの話とか読んでいると、共感できる話が多数。
自分が若いころにメールが出来ていたら、自分の人生は変わっていたと思います。良い人生を歩んでいたのか悪い人生を歩むことになったのかはわかりませんが。
中川氏はアメーバニュースに携わっていたようです。
今やブログと言えばアメーバブログが最も一般的には有名だと思いますが、アメーバブログって後発のブログなんですよね。
アメーバニュースはアメブロを盛り上げるためにかなり過激なニュースを扱っていたようです。
この「ウェブでメシを食うということ」ではネット界で著名な方々がいろいろと出てきます。
ネアタフルのコグレさんとか、イケダハヤトさんとか、はあちゅうさんとか。
やっぱりどこかで繋がりがあるんですね。あのジャーナリストの竹田圭吾さんとも知り合いだったそうです。
インターネットがこの世に出てきて今20年ほど経ってますが、出てきたころは、携帯電話でインターネットやメールが出来る時代になるとは夢にも思いませんでした。
ホームページの時代に、ブログやツイッター、フェイスブック、LINEなどの出現もまったく予想できず。
Googleの検索機能なんて、夢のようなお話。
今後、インターネットの世界はどうなっていくんでしょうね。
プレステからバーチャルリアリティシステムのゲーム機が話題になっているようで、このバーチャルリアリティシステムとインターネットを絡めた技術革新があるかもしれないですね。
また、AI(人工知能)もぐんぐんと進化するのは間違いないので、このAIを活かしたスマホのサービスが発達していくんでしょうね。
そのような最新技術を利用したインターネットのサービスを早く提供できた企業が生き残っていくのかな。
【ウェブでメシを食うということ(中川淳一郎)】