TVプロデューサーの上原英範氏の本「だから私はスベらない」を読んでみました。
だから私はスベらない―現役テレビプロデューサーが教える「速効」トーク術
上原英範氏は、TBSの「王様のブランチ」「ワンダフル」などの情報バラエティ番組をディレクターとして手掛け、初版時の2007年は製作会社のプロデューサー。
現在はネットで調べてみると、株式会社クリエ(Qurie)の代表取締役のようです。
「だから私はスベらない」は6章仕立てとなってます。
- 「欧米か!」はなぜウケた?(なぜか印象にのこる話術)
- 会議で「空気」が読めるか?(打ち合わせで失敗しない極意)
- 売れるタレントには理由がある(プロフェッショナルトークの極意)
- 遅刻したらなんて言う?(絶体絶命のピンチを救う一言)
- いきおいで乗り切るときもある!(人を惹き付ける上級トーク術)
- 「うんちく王」は、物知りか?トーク力upの実戦術
話が面白い人は羨ましいです。
自分は話しベタなので。
これまで話が面白い人について分析したことはないですが、「だから私はスベらない」を読んでみると、話が面白い人、話術がうまい人は、やはりそれなりに秘訣があることがわかりました。
ただ自分の話術に活かせるかどうかはわかりませんが。
話が苦手な人、読んでみると、参考になると思います。
「だから私はスベらない」で特に興味深かったのは、第3章の「売れるタレントには理由がある(プロフェッショナルトークの極意)」。
綾小路きみまろ、明石家さんま、関根勤、小倉優子、久本雅美、上田晋也の6人のタレントのトーク術の極意を紹介しています。
さすが、元ディレクター、鋭い分析です。
小倉優子を取り上げていたのには驚きましたが、内容を読んで納得しました。
また、第5章の「いきおいで乗り切るときもある!(人を惹き付ける上級トーク術)」の「オチだけ言ってもウケません『ふり』が大切なんです」も興味深かった。
芸人さんでも面白く話をする芸人さんと、話を面白く出来ない芸人さんがいます。
面白く話をする芸人さんの話は笑えますが、フリが上手いということなんですね。
スベらない話で面白い話が出来る芸人さんは、フリが上手いということですね。
【上原英範 だから私はスベらない】