視力が落ちているし、老眼も始まっているということで、眼に関する本、眼科医 荒井宏幸の著書、「目は治ります。名医が教える驚きの最新治療」を読んでみました。
最先端の目の治療ってこんなに進んでいるんですね。
「目は治ります。」は自らトレーニングして視力を回復する類の本ではありません。
眼科で視力を回復させる最新治療や手術を紹介する本となってます。
紹介されたその最先端の治療法は、白内障、老眼、緑内障などでした。
白内障の最新の手術は、日帰りできるほど進んでいることは知ってましたが、中に入れるレンズには遠くか近くしか焦点を合わせることができない単焦点眼内レンズだけでなく、今は遠近両用の多焦点眼内レンズというのもあるのだそうです。
これは知らんかった。
多焦点眼内レンズは、保険適用除外らしく、その他にもデメリットがあるようですが、もしか白内障になったときの選択肢として頭に入れておきたいですね。
レンズはいろいろメーカーがあるようで、荒井宏幸先生のオススメの多焦点眼内レンズは、オキュレンティス社の「レンティスMプラス」とカールツァイス社の「ATリサ」。
いずれもドイツ製。
オキュレンティス社の「レンティスMプラス」は夜間の光のにじみが他のレンズよりも少ないとのこと。
カールツァイス社の「ATリサ」は近用作業の多い人に適したレンズだそうです。
多焦点眼内レンズもメーカーによって色々と特徴があるようなので、自分に合ったレンズを探すのが良さそうです。
近視の人には嬉しい「ナイトレンズ」。
就寝中にコンタクトレンズをして、角膜のカーブを矯正し、朝起きてコンタクトレンズを外すと裸眼で見えるようになるというもの。
昼間の活動中はメガネもコンタクトレンズも必要なし、ということで子供の近視治療として注目されているそうです。
あとレーシック。2009年に起きた銀座眼科の集団感染事件によって、世間ではレーシックは危ないといったイメージがあるようですが、海外の眼科医では「レーシックで感染症なんて信じられない?」といった反応だったそうです。
しっかりした眼科でのレーシック手術は安全とのことです。
荒井宏幸先生の「みなとみらいクリニック」のレーシック手術費用は、片目で20万~25万円、両目で40万~50万円とのこと。やっぱり安い金額をうたっているし施設のレーシック手術は危険な可能性ありなのだとか。
レーシック手術をしたいけど不安な方は、「安心レーシックネットワーク」のHPが参考になるとオススメされてました。
他にも涙が溢れてしまう「流涙症」、目がごろごろ不快感が出る白目のたるみ、ドライアイ、おでこのシワが治る「眼瞼下垂の治療」など興味深い目の病気の話が書かれていますので、目について不安がある方は読んでみては。
【目は治ります。 荒井宏幸】