アメリカの人気ブロガーが自サイトに掲載していたSF長篇が書籍化されたというSF小説「老人と宇宙(そら)」。
設定が面白くて最後まで読めました。
そもそも老人と宇宙というタイトルが何か気を惹く感じ。
設定は、地球人が宇宙に進出して惑星を植民地化しているという時代の話で、敵のエイリアンと熾烈な戦いを繰り広げているというもの。
エイリアンと戦うのは、地球の老人兵。地球人の老いた老人から兵隊を募集し、入隊した老人のDNAから作り出した若くて頑強な肉体に、入隊した老人の意識を移動させて強力な老人兵へ。
見た目は端麗で若い姿ですが。
エリアンも、地球人を好んで食用として人肉牧場を設置する残虐な一族や、地球人よりも何百年の進んだ科学力を持つ一族がいたりと様々なエイリアンを設定。そんなエイリアン達と戦う老人兵は大変です。
読んでいるうちは面白くてスイスイスイーッと読み進めましたが、読み終わって何にも残らないことが判明。
本を読み終わると何かしら考えさせることがあるもんですが、この「老人と宇宙」に関しては全くなし。
単純な娯楽小説ってことでしょうか。
何も考えずに読める小説が好きで、SFが好きな人にいいんじゃないでしょうか、
*追記:「老人と宇宙」の続巻が出ていました。6巻まで出てる?
【老人と宇宙 ジョン・スコルジー】