「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下)」を完読。
長かったけど面白かった!
J.K.ローリングのハリポタ、ネタがつきませんなぁ。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は上が661ページ、下が697ページの超大作。
長いですけど、まったく疲れることなく、すらすらっと読めました。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のあらすじはこんな感じ・・・
復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?ハリーにはなんの知らせも来ない。そして突然ハリーは吸魂鬼に襲われる。「不死鳥の騎士団」に助け出されたハリーは、「騎士団」が何か重大な秘密を守っていることを知る。
新学期が始まり、恐ろしい新任教授アンブリッジと黒い夢に悩まされ続けるハリーに、チョウ・チャンが微笑みかける・・・・・・。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 第五巻上のあらすじより)
大切なO.W.L.(普通魔法レベル)試験を控えた五年生は、日夜勉強に追われる。疲れきったハリーは、恐ろしい夢を見る。謎の夢は、ハリーの出生の秘密に繋がっていた。ハグリッドの秘密、スネイプの秘密、そしてダンブルドアの秘密・・・。過去から未来へそれぞれの運命の糸が紡がれる。そしてついに戦いが始まった。立ち上がるハリーと「不死鳥の騎士団」・しかし、悲しい死が・・・・・・。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 第五巻下のあらすじより)
思春期のハリーのイライラが凄く目立つ巻でした。
前巻でセドリックの死とヴォルデモートの復活をこの目で見たハリーの証言を、魔法省もホグワーツの生徒が信じず、世間ではハリーが嘘つき呼ばわりされたら、そりゃイライラしますよね。
思春期の話らしく、ハリーとチョウの恋の行方も描かれてます。
今回の「不死鳥の騎士団」のキーパーソンは、ドローレス・ジェーン・アンブリッジ。
魔法省の役人で「魔法大臣上級次官」の立場。「闇の魔術に対する防衛術」教授としてホグワーツに派遣されてきます。
権力を振りかざして他の先生や生徒達を縛り付けます。
正義の仮面を被った悪者って感じですね。
解せないことを次々とやるアンブリッジですが、バックに魔法大臣がいるのでホグワーツの先生達も反対できません。
かなり嫌ってましたが。
バックの力によってホグワーツで圧政を続けるアンブリッジはついにはダンブルドアをホグワーツから追い出し、校長を自称するようになりますが、力で押さえつけるだけでは誰も支持する人はいません。
最後は失脚に。
これってJ.K.ローリングの政治に対する風刺的なメッセージなんですかね。
でもアンブリッジが本当の狙いが何だったのかよくわかりませんでした。
アンブリッジはその後も登場するようですから、その時に明らかになるのでしょうか?
小説版の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を読んできた時期に、ちょうどテレビで映画版の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を放送していたので、録画して途中まで観ました。
映画版の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の内容が、なんとも薄っぺらいこと。そりゃそうですよね、
こんな超大作のファンタジー作品を2時間ほどの映画にまとめるので。
映画版は展開が速すぎる!
また小説版ではアンブリッジの姿をガマガエルと表現としていたのですが、映画版の姿がまったくガマガエルではなくて驚きました。
やっぱり文字でのイメージと映像のギャップはありますね。
ともかく映画を観てしまった人でも小説版の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」も十分に楽しめます。
逆に映画版より面白いはず。
小説読んで映画ってのがいいような。
さぁ、次の謎のプリンスも楽しみ。
【ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上下) 第5巻(J.K.ローリング)】