石井貴士氏著の「本当に頭がよくなる1分間記憶法」という記憶法の本を読んでみました。
1分間記憶法に書かれている記憶法は理にかなった方法だと納得しました。
受験勉強や資格取得など、実際の試験に使える実践的な記憶法・勉強法だと思います。
石井貴士さんによると、勉強はいきなり勉強をするより、まずは勉強法を習得して勉強を始めた方が勉強の効率がよいし、記憶についても記憶法をマスターして記憶したいことを記憶した方が暗記が得意になるとのことです。
たしかに、スポーツではまず練習方法を覚えて練習し、実戦するので、勉強方法も同じことといえますね。
内容としては、まず記憶のメカニズムについて紹介されてます。
そもそも脳は忘れるようにできているそうです。
でも大事なことや大切なことなど本気になって覚えたことは忘れないので、繰り返し覚えるということは、大事なことと脳が意識するため、脳に残るようになるのだそうです。
記憶に関する7つの新常識も興味深かったです。
特に書いて覚えるより、目で見て覚えたほうが覚えられるというのは驚きました。
英単語の意味を覚えるには、書くよりも見た方がスピードが速いため、見て覚えた方が効率よく暗記できるとのことです。
確かに、目で見た方が早スピードアップしますからね。
ただし、スペルを覚えたり、漢字を覚えるのは、やはり書かないとダメとのこと。
これにも石井流のコツがあり、読む問題については見て覚え、書く問題に対しては書いて覚えると、意味と綴りは別々に勉強した方が効率よく記憶できるとのことでした。
他にも、短期・長期・単純・イメージ記憶法や4色右脳記憶法、サンドイッチ記憶法など、試験勉強に役に立ちそうな勉強法・記憶方法が紹介されています。
勉強ができなくて悩んでいる息子を持つ方、資格を取りたいけどどうやって勉強すればよいかわからない人、一度読んでみては。
ちなみに石井貴士さんは小学校・中学校と成績が悪かったそうですが、高校の頃に記憶法に出会い、偏差値が30から70に劇的に上がったそうです。
学生の頃、こんな勉強法・記憶法を知っていれば・・・残念！
【本当に頭がよくなる1分間記憶法 石井貴士】
