鎌田洋氏の「ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと」が感動ものの本で面白かったので、引き続き、ディズニーそうじの神様が教えてくれたことを読んでみました。
で、こちらも感動ものの作品ながら、子供には読ませたくないなぁと思ってしまった次第です。
今回の「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」の掃除の神様とは、東京ディズニーランドが出来た時期に、東京ディズニーランドのカストーディアル(清掃員)にディズニーの掃除の精神を教え込んだチャック氏のこと。
チャック氏は、ウォルト・ディズニーのディズニーランドの掃除の理想を見事に実現し、そうじの神様と呼ばれるようになったのだそうです。
「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」の話は、
- 夢の国の落とし物
- 月夜のエンターティナー
- 魔法のポケット
- 夢の、その先
「夢の国の落とし物」は、ディズニーランドでカストーディアルとして働く父とその娘の話。娘に嘘をつく父の想いとその嘘を知ってしまった娘の想いが描かれてます。
ラストは感動ものです。こんな奇跡があるもんかなぁ。
知らなかったんですが、昔はマークトウェン号にノートがあって、そのノートに書き込みができたんですね!
「月夜のエンターティナー」は、昔、洋裁の仕事をしていたナイトカストーディアルの50代の男性が、不満を持ちながら夜のディズニーランドの掃除をしていたのが、そのうち、色んな体験を通じてディズニーランドで働くことを誇りに思うという話。
ディズニーランドはゲストにも優しく思いやりのある会社ですが、キャスト(従業員)にもゲストと同じように優しく思いやりのある会社だなと思いました。
ディズニーランドのキャストは、ディズニーランダーズなんだそうです。
ディズニーランダーズとはディズニーの住人と言う意味で、キャストには家族と同じよう大切にしているんですね。
キャストを家族のように想うことで、キャストは自然にゲストを大切に思いやるようになるのだとか。
これがディズニーランドの肝なんでしょうね。
「魔法のポケット」は、ディズニーランドでカストーディアルに配属された娘のディズニーランドに無知な母親が、娘の配属先に不満を持ち、上司にクレームの手紙を出すところから始まる話。
その後、母親はディズニーランドで働く娘の仕事ぶりに感動し、ディズニーランドのカストーディアル(清掃員)という仕事を認めることになります。
「夢の、その先」は、主人公の金田とそうじ神様のチャック氏の話。
神様、チャック氏が、ディズニーランドでの掃除の目標は、床に落ちたポップコーンを躊躇なく食べれるレベルになるまで掃除することなのだそうです。
このチャック氏の掃除の真髄は、今でもディズニーランドに受け継がれているんですね。
さすが、夢の国、ディズニーランド!
もう少し若かったら、バイトしたかったなぁ。倍率は高そうですけど・・・
で、もしこの本を子供が読んだら・・・
この魅力的なディズニーランドに惹かれ、働きたいと思うような気がします。
そうなると、遠くのディズニーランドに行ってしまい寂しいような・・・、なので、読ませたくないなぁと思った次第です(就職できるかどうか疑問ですが)。
良い本なので、読んでもらいたい気持ちも50%あります。
まぁ、子供がホントにディズニーランドに就いたら喜ぶんでしょうけどね!
(勝手に妄想してます (^^;) )
【ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと 鎌田洋】