「告白」が面白かったので、引き続き、湊かなえさんの「境遇」を読んでみました。
湊かなえさんの「境遇」は、児童養護施設で育った親友同士の陽子と晴美、この二人を中心に話が進んで行きます。
この二人の孤児という境遇、県議会議員である陽子の旦那の高倉正紀の境遇、など、題名どおり、境遇がテーマ。
途中、陽子の息子が誘拐されるとこから話が急展開。
すぐに犯人はあの人だろうと思っていたら、的中。
やっぱり、あの人が犯人になるのかぁ。
ラスト、意外な一捻りが加わりましたが。
ただ、この終わり方には納得できず。
あの人を犯人にするには、このストーリー展開だと無理があるんじゃないかなぁ。
あと、陽子が描いた絵本。こんなに大ヒットするような絵本ではないと思いました・・・。
陽子が描いた絵本が気になるようでしたら、絵本付きの特別版「境遇」もあります。
【境遇(湊かなえ)】