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「この世はウソでできている」のレビュー

池田清彦氏の「この世はウソでできている」を読みました。

「この世はウソでできている」を読むと、うすうす気づいてはいましたが、世の中はコントロールしたい側が都合のよい情報を流していると思ってしまいます。


この世はウソでできている(新潮文庫)


池田清彦氏はホンマでっか!?TVに生物評論家として出演している先生です。

今の環境問題や原発問題に対して苦言を呈している武田邦彦氏の本かと思いました。

「この世はウソでできている」では、コンプライアンスのウソ、たばこと肺がん関係のウソ、ダイオキシンのウソ、地球温暖化のウソ、自然エネルギーのウソ、国民皆保険制度と国民皆年金制度のウソ、少子化は困るのウソなどが書かれてます。

本当のところ、どこまでがウソかはわかりませんが、どうしてウソをつくかと言うと、ウソをつく側がウソをつかれる側(一般庶民)に都合が良いからです。

ダイオキシンの問題では、ダイオキシンを大量に摂取すると人体に有害ですが、われわれが日常で摂取するダイオキシンの95%以上は食品由来で焼却炉起源のダイオキシンはほとんどないそうなんですが、ダイオキシン法が成立され、自治体は超ハイテクの高級焼却炉へ切り替えることにより、膨大な税金が使われることになったそうです。

地球温暖化をめぐる言説は世界的にはデタラメだったことが明らかとなっていますが、多くの日本人はまだ信じており、エコ産業が儲かる仕組みができているとのことです。

確かに、エコ産業にもたくさんの税金が使われてますね。

世の中に流れる情報は、情報を流す側が都合の良い情報しか流さないことが多く、都合の悪い情報は流さないので、政府が言っているからの鵜呑みにせず、ちゃんと自分で調べた方がいいでしょうね。

健康診断のメタボもよくわかりませんね。

小太りの方が痩せている人より長生きすると言われているのに、メタボで健康診断にひっかかった正直な人は病院に行ってしっかりと税金を使ってきます。

これまで正しいと思ってきたことについて、何が嘘なのか、騙されないように、背景には何があるのかを確認しておくために丁度良い本だと思います。

とは言っても、池田清彦氏の「この世はウソでできている」に書かれてあることも、100%信じるのもどうかと思ってしまいました。

そーいえば、2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決定しました。これは嬉しいんですが・・・

オリンピック招致のプレゼンで、安部首相が「福島の原発は完全にコントロールできていると演説していましたが、福島の原発は「まったくコントロールできてないし、今後の対策が明確ではない」と個人的には思っているので、いいかげんなおっさんやなと言うのが安部さんに対する正直な気持ちです。

*追記: コロナで東京オリンピックはエライことになりましたね・・・。

【この世はウソでできている 池田清彦氏】

 

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