五百田達成さんの著書、『察しない男 説明しない女』が目に止まり、読んでみました。
察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
男と女のコミニュケーションはまったく違う。
これは、誰もが経験していることと思います。
あまりにも違いすぎて分かり合うのは不可能に近いため、分かり合えないを前提にしてコミニュケーションを取るのが良いそうです。
『察しない男 説明しない女』では、男と女、それぞれの言動やその本音が紹介され、それに対するアドバイスが書かれてます。
結構、なるほど!と頷ける内容が多く参考になりました。
特に参考になる、役にたちそうな、面白いと思った内容についてピックアップしてみます。
男はノリノリの時に女をほしがる
女はどん底の時に男をほしがる
なるほど・・・。思い当たる節思い当たる節ある人も多いかも、お目当ての彼や彼女を口説きたいとき、覚えておくと成功率が上がりそうです。タイミングが重要ということですね。
男は黙る
女は泣く
女の涙は汗のようなものだそうです。女性は感受性が強いため、感極まって泣いてしまうことが多いとのこと。
男は女性の涙に弱いですが、この状態は一種のパニック状態なので、対処方法としてはそっとしておいて、黙って泣き止むのを待つのが良いそうです。
女性が泣いているときに、男性が絶対にしてはいけないのは、
- 泣く理由を訊く
- もう泣くなよと叱る
- 慌てて泣かないでと言う
- 泣いている理由を当てようと尋ねる
気をつけましょう。
また、男が沈黙するのはしゃべることができないだけ。
そうなんです、喋れないのです!黙っていると女性に追い込まれますが、喋れないのでしょうがない。
女性が取るべき行動はやはりそっとしておくこと。
男性が黙っていると女性は恐怖を感じることもあるそうで、男性は「混乱しているので、ちょっと考えたい」と女性に言うと良いそうです。
男は分析されたくない
女は言い当てられたい
確かに男性の立場から考えると、イチイチ自分のことを分析されたくないという気持ちよくわかります。
逆に女性は言い当てられたい、分析されたいという気持ちがあるそうで、驚きました。
女性が占いや心理テストが好きなのは、こういう理由だったんですね。
妙に納得。女性には、「意外に気が強いところもあるんだね」とか「寂しがり屋なところもあるんだね」とか、「~なところがある」と曖昧な表現をするのが良いとのこと。
これは誰にでも当てはまることを、その人のことを言い当てていることのように話す、占いなどで使われる「パーナム効果」という会話の技術。覚えておいて損はないです。
男はモノタスク
女はマルチタスク
女性は右脳と左脳の連結が強いため、同時進行で色んなことができる能力に長けてます。男性は同時進行でいろんなことをすることが苦手。
なので、旦那に家事をやってもらうには、妻は旦那を新入社員だと思って接するのがポイントだそうです。新入社員に仕事を指示するように、旦那がイメージしやすいように具体的に伝えるようにするのがコツ。
旦那側は、「手伝うよ」と妻に上から目線で家事をしようとするのは厳禁。
揉める火種になります。「何かできることない」と妻に指示を仰ぐのがコツとのことです。
男は人前で話が長い
女は気を許した相手に話が長い
これもなんとなくわかります。
口下手な私は人前で話すのは苦手ですが、スピーチとか長い男性多いです。
男性は他人に認められたいという欲求が強いため、得意分野や仕事に関する専門分野の話は長くなる傾向があるそうです。
女性は、家族、親しい友人など、気を許した人に話が長くなる傾向があるそうです。
男性の場合、家ではエネルギーを節約しようとするので無口に。
ここで夫婦間で食い違いが生まれるというわけです。
夫婦円満のための相手の話を聞くコツも参考になりました。
- アドバイスをしない
- 話の腰を折らない
- 他のことを考えない
夫婦間の会話だけじゃなくて、子供や友人、同僚とのコミュニケーションにも通じるものがありますね。
男は褒めてほしい
女はわかってほしい
わかります。
男と女とでは褒めるポイントが違うので、褒めるツボを心得て褒めるのが効果的。
褒めるポイントがずれると逆効果になり兼ねないので注意が必要のようです。
なかなか面白く、楽しく読ませてもらいました。
全ての人に全ての項目が当てはまるわけではないと思いますが、今後、人間関係のコミニュケーションのとり方で困ったときに、参考にさせてもらいます。
【察しない男 説明しない女(五百田達成)】