phaさんの「しないことリスト」を読んでみました。
頑張らなくていいんだなぁと楽な気分になりました。
本のタイトルを見たとき、しないことリストを作って仕事を効率的に行うといったビジネス書的な内容かと思ったのですが、内容はまったく違う。
世の中に溢れている「〇〇しなきゃいけない」をリストアップし、ホントにしなきゃいけないことなのかを考え、楽になろうという本でした。
著者のphaさんは、京大を卒業して企業に就職するも職場や仕事が好きになれず、3年で退職。しなきゃいけないことを捨てて、自分のしたいことと生きるための最低限のことをして、のんびり楽な生活をして暮らしているそうです。
なんか羨ましい。贅沢な生活なんていらないから、自分のしたいことだけをして生きていけると楽しそう。自分のしたいことだけをして暮らせるってのが贅沢なんですけどね。
第2章努力しないリスト「LIST13 睡眠を削らない」の漫画家水木しげる先生の2ページの漫画の話が印象的。
とあるパーティで水木しげると手塚治虫、石野ノ森章太郎が睡眠の話をするというエッセイぽい漫画なんですけど、手塚先生と石野ノ森先生は、忙しすぎて徹夜続きだという。
水木先生は、「十時間寝ている」と二人に話し、「睡眠をバカにしてはいけない」と力説するも、二人は真面目に取り合わず、最後のコマで「・・・というわけで二人は早死にしてしまったんだなあ」と水木先生がぼやいて終わるというもの。
実際に、手塚先生と石ノ森先生は60歳で亡くなり、水木先生は93歳で大往生されました。
手塚治虫が何本も連載を抱え、アニメ製作の会社まで立ち上げたのは有名な話で、努力家というかバリバリと仕事をやるのが好き?というか、結局、働きすぎて若くしてなくなったのかもしれません。
今、仕事に行き詰っている人、しんどいなぁって人、この本読むと楽になれるかも。
【しないことリスト(pha)】