ちきりんさんの著、『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記』を読んでみた。
ちきりんとは、「Chikirinの日記」という人気ブログを運営する社会派ブロガー。
2013年には、ブログのアクセス数が200万PV/月を達成したそうです。
月間200万PVって!! このブログの何倍やろ。計算する気にもなりません・・・。
PVとは「Page View」のことで、ブログで言えば、ブログが閲覧された回数のこと。なので月間200万PVということは、一月に200万回アクセスがあったということです。
どうやってこんな人気ブログに育ったのか気になって、この本、『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記』を手にとってみたわけです。
そもそも「Chikirinの日記」は紙の日記の延長で始めたそうです。ブログが日本でも始まった時期、ノートに書くよりも、タイピングで入力した方が速いし、間違いも簡単に修正できるし、ノートを保管する物理的スペースも要らないってことでブログで日記を書くことにしたのだとか。
なので人気ブログを目指して始めたわけではなく、気軽に始めたところ、ここまでの人気ブログに成長したそうです。意識して人気ブログを目指さなくても、濃い記事を書いていればファンがついて、月間200pvものブログに成長するんですね。
普通の日記を書いていてもここまでの人気ブログにはならなかったでしょうけど。
ただし、ブログを書いていただけでここまでの人気ブログになったわけではありません。
ブレークには大きなポイントがいくつかあり、はてなブックマークによる注目、その後の書籍「ゆるく考えよう」の出版による注目度アップでアクセスアップに繋がったとのこと。
はてブで注目ってのは真似できそうですけど、書籍の出版は真似できんかな。
他にも、ブログを運営するに当たり、細かい自分のルールを決めていて、この辺は参考になりそう。
文章が読みやすいのでサクッと読めました。
後半には「Chikirinの日記」の全体像がわかるというエントリがいくつか紹介してます。
やっぱり、ブログ面白いですね。
紹介された中でナルホドね!と思ったのは、2010年12月14日の記事、「得るモノ、失うモノ」。
むやみに人に勝とうとしたり、自分の意見を通すことは人に借りを作るので得じゃないって話。
だから、自分にとってどうでもいいことなら、どんどん人を助けてあげればいいし、譲ればいいのです。それはいわば「世の中に貯金する」行為です。反対に、あちこちで自分の主張を通すのは、世の中に借金を作って歩くような生き方です。
お金の借金は簡単に返せますが、人や社会への借りはなかなかゼロクリアできません。つまらないものを得るために、大事なものを失うのは馬鹿げています。
2010-12-14 得るモノ、失うモノ
しょうもないことはどんどん譲って、借りを作らないようにした方が賢明ですね。
【「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記】