今更ですが、2010年のM-1グランプリの感想です。
2010年M-1グランプリの総エントリー数は4629組と最高のエントリー数を記録。
過去最高であった4489組を上回ったとのことです。
2010年今年の決勝進出者とネタ順は次の通りでした。
- カナリア
- ジャルジャル
- スリムクラブ
- 銀シャリ
- ナイツ
- 笑い飯
- ハライチ
- ピース
- パンクブーブー(敗者復活)
メンバーは初決勝進出者が5組となかなか興味深いメンバーでした。
個人的には、ほとんどのメンバーのネタ(漫才以外も含む)を見たことがあったのですが、スリムクラブは、エンタの神さまでフランケンのネタをやっていたのは見たことあるのですが、M-1グランプリの決勝に残る実力とは思えず、今回の漫才は力が未知数という意味で、ある意味期待感がありました。
個人的に1ラウンドで笑えたのは、笑い飯、パンクブーブー、銀シャリ。
スリムクラブはあの独特の間が面白かったのですが、1ラウンドの漫才はそれほど面白いとは思いませんでした。
高評価で最終ラウンドへ進んだのは意外です。
しかしながら、他のメンバーがスリムクラブを超えたかというと、う~んと言う感じかも。
笑い飯はサンタクロスのネタ。安定した笑い。流石です。
パンクブーブーはさすが昨年の覇者。完璧な漫才で爆笑を誘う。このネタ、昨年では何回も見たことがあり、1年間このネタにかける思いを感じました。
銀シャリはABCの歌のネタ。
このネタも2010年よくやっていたネタでしたが、あいかわらず面白い。
ただ、会場でのウケはちょっと弱かったようですね。
そして最終ラウンドは、パンクブーブー、笑い飯、スリムクラブが進出。ネタ順は、スリムクラブ、笑い飯、パンクブーブーの順。
スリムクラブの最終ラウンドのお葬式ネタは面白かった!
今回のM-1で最高に面白かった漫才だと思います。「どうにかならんかね・・・」「民主党ですか・・・」というところには大笑い!優勝はスリムクラブかもと思わせました。
笑い飯は、小銭の神様の漫才。相変わらずのWボケで安定した笑い。
しかしながら、個人的な感想でいうとパンチ力が足りないような感じ。
パンクブーブーはネタ選びを間違えましたね。
漫才が王道の漫才なので、似た様なネタを持ってきたのが失敗でしたね。
違う日にやったら面白かったのかもしれませんが、前のネタをやった後にやるネタではなかったように思います。
思った以上に会場では笑いが起こってませんでした。残念。
そして優勝は笑い飯。
スリムクラブが思った以上に笑いが起こったので、世間では賛否両論あるようですが、この辺は審査員の好みの問題もあるので仕方ないでしょう。
1ラウンドと最終ラウンドの漫才をトータルに考えると、自分も笑い飯が上だったように思えます。
残念ながら、M-1グランプリは2010年で終わってしまうようです。毎年楽しみにしていたのですが。またの復活を祈っています!